家庭で手軽に挑戦できる製品

さてここで気になるのは家庭でもドライクリーニングができるのか、ということだと思います。これを厳密に考えれば、業者の行っているのとまったく同じドライクリーニングはかなり困難だと言わざるを得ません。

 

本来ドライクリーニングは、有機溶剤で洗う洗濯方法であり、家庭では水を使用する洗濯方法しかできないのですから、当然と言えば当然ですが、ここで注目したいのは、最近はドライマーク用洗剤が登場している点です。

 

これなら一般的に洗えないドライマークの衣類を洗うこともできます。ドライマーク洗剤は、本来水洗いができない衣類を水で洗えるように工夫された洗剤ということで、これを活用してみることは大いに意義があると思います。

 

例えばネット販売で評判になっているのが「エリナ・ホームドライ」です。これにタンパク質分解酵素が配合されているということで、衣類の汚れの中で最も落ちにくいとされるタンパク質系の汚れに対応しています。

 

人間の皮膚の表面の角質細胞は、毎日数千万の単位で剥がれて、これが繊維にしっかり付着しまうので、ドライクリーニングや普通の界面活性剤の作用だけではあまり落とすことができません。

 

「エリナ・ホームドライ」に配合されているタンパク質分解酵素なら、この角質細胞(タンパク質)を効果的に分解し、また、酵素は生体から作られる天然自然物なので、人体にも環境にも安全無害というメリットがあります。ある意味ドライクリーニングより優れた面があるので、使ってみる価値はあると思います。